着工166日目 準引き渡し
ついにこの日がやってまいりました。
引き渡し!
真剣に家を建てようと考え、展示場巡りをし始めたのが2017年12月。
現在建ててもらっている工務店と契約したのが2018年6月。
着工したのが2018年12月。
約1年半に渡る家づくりもフィナーレとなります。
と、余韻に浸るにはまだ早く、引き渡しと言ってもわが家の場合は『準』引き渡し。
どういうことかと言いますと、先方からの「引越されるまで最後の手直しをさせてほしい」との要望で、正式な鍵の引き渡しは引越日である23日に。
工事用の鍵が使えなくなると工務店さんは出入りできなくなっちゃいますからね。
なので、この日は各メーカーからの設備説明と、午後からは一部の施主支給品の取付や家電の受け取りなどを行いました。
結構な長丁場で、現場に到着したのが8時20分頃。帰路についたのが17時30頃と、ほぼ丸一日新居であれこれしていました。
●設備説明
設備説明と言っても実際にお見えになったメーカーは3社。
・一社目は三菱電機
立地上、耐塩害仕様のものを選びたかったため、各社比較して価格と性能のバランスが良かった三菱電機にしました。
商品型番はSRT-S374Uというものです。
残念ながらわが家のお風呂は「バブルのお風呂♪」じゃないんですがね…
CMで杏ちゃんが気持ちよさそうに入っているあれは『ホットあわー』という機能なのですが、実は最上位のプレミアムモデルにしか無い機能で、わたしが選択したのはその1つ下のSシリーズ。
まぁ正直必要ないので問題ないです。
はじめてのエコキュートなので不安ですが、一日でも早く上手に使いこなして電気代を少しでも節約したいところです。
・二社目はTOTO
わが家はお風呂もトイレもTOTO製品です。
窓をYKKにしたのもそうですが、LIXILはどうしても総合商社感があって好きじゃないので最初からTOTO一択でした。
いまのLIXILのゴタゴタを見ているとあながち間違った選択じゃなかったかなーと思います。
TOTOの話で興味深かったのが、製品屋と洗剤屋の考え方の違い。
わが家では現在、某子役がCMをしている『こすらなくても汚れが落ちる』が合言葉の某バスタブ〇レン〇ングを愛用しているのですが、製品屋のTOTOさんからすると極力使ってほしくないとのこと。
理由は、弱い力でも汚れが落ちるようにバスタブにはコーティングをしっかりとしてあるのに、某製品を使うとそのコーティングが剥がれやすくなってしまうから。
まぁ、こすらなくてもいいってことはそれなりに強い成分なんでしょうし、そりゃそうでしょうね。
洗剤屋は『いかに負担無く汚れを落とすか』を突き詰めていきます。
企業としてそれは正しいことなのでしょうが、製品屋のTOTOからすると『製品の寿命が短くなる恐れがあるので使ってほしくない』。
互いが人の褌で相撲を取る関係なのに面白いなーと思って聞いてました。
・三社目はインターテック
キッチン屋さんですね。
キッチンについてはしっかりと紹介していきたいと思っているのでここでは割愛!
ずっと打ち合わせ担当だったWさんがお見えになりました。
Wさんは商売っ気が無く、とてもおっとりしたお人柄です。
わたしから「契約金しかまだお支払いしていないけど大丈夫ですか?」と聞かないとお金の話をされない程に。
もうキッチン完成しちゃってるよ!
そんな商売っ気のないWさんからのアドバイスや提案のおかげで素敵なキッチンに仕上がりました。
感謝感謝。
午後からは、現場監督の大輔と電気屋さんにあれこれ取付してもらいました。
壁厚を考慮して事前にネジを用意してくれていたり、わたしが用意した商品が一部適合せず、ドリルで加工してもらったりネジを買いに走ってもらったりと…
本当に本当に助かりました。
これも今後のweb内覧会で詳しく記録に残していきたいと思います。
先行して少しだけ画像を。
壁掛けTVがばっちり設置できました!
最後に。
どの専門紙よりも、どの情報サイトよりも、わたしが一番参考にしたのが先輩施主さんたちのweb内覧会です。
これから家づくりを進める方には、本や情報サイトももちろん良いですが、先輩施主さんのブログをとにかく読み漁ることを強くお勧めします。
この1年半で、家づくりはアイデアと引き出しの多さがめちゃくちゃ重要だと思いました。
参考になるものがあるかは分かりませんが、恩返しと思いわたしも次回更新分からはいよいよweb内覧会編に突入です!
引越して落ち着いたらまた更新したいと思いますー
でわ。
着工159日目 プチweb内覧会
いよいよこのブログもゴールが近づいてきました…
ついに一週間後には完成です!
完成ということは例のアレ…
web内覧会!
面倒くさがり屋なわたしがブログを続けてこられたモチベーションの一つが、web内覧会という形で新築時の記録を残しておきたかったから。
ついにここまで来たかと思うと感慨深いものです。
残すところは一部の照明やコンセント、その他ダメ工事のみ。
※完成前に補修や仕上げなど手直しが必要な工事のことをダメ工事というらしいです
そんなわけで一部照明など付いていませんが、リビングを中心にプチweb内覧会をしていきたいと思います!
図面と共にお届けするのは次回に持ち越し。
今日は写真を中心にさらさらーっと紹介していきたいと思います。
階段を上って2階へ上がると目の前は海です。障子を閉めた状態だとこんな感じ。
階段側はこんな感じ。リビング階段にはせずに引き戸にしています。
リビング全景。
見てもらうと分かるようにわが家の障子はいわゆる吉村障子です。
脱カーテン生活。障子バンザイ。
ダイニング側。
想像以上に存在感のあるキッチン。
ようこそミーレ様。
ダイニングについては結構な後悔…というかミスポイントがありますので、また追って書いていきたいと思います。
残念な仕上がりになってしまった…。
最後に細かいこだわりを一つ。
前回、玄関ホールのニッチに飾るものを紹介した記事を書きました。
急須を飾るという酔狂なことをする予定のアレです。
まずこちらは一般的なニッチ。
そしてこちらがわが家のニッチ。
違いが分かりますでしょうか?
見比べれば一目瞭然ではありますが、わが家にニッチ。棚板をニッチの奥行より敢えて浅く収めているんです。
このアイデアは施主訪問をさせていただいた先輩施主さんが実践されていた手法で、そのままパクらせて採用させていただきました。
個人の感覚ですが、棚板が厚いとどうしても野暮ったく見えてしまいますが、浅くすることでスッキリとした印象になります。
おススメですよ。
引越まで残り12日!
荷造りがやばいぞ!
着工152日目とニッチに飾るもの
こんにちは。
10連休もいよいよ明日までですが、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは、会社の同僚とゴルフに行ったりBBQに行ったりとそれなりに出掛けましたが、それ以外はほとんど荷造り&不用品の整理、新居を見に行ったりとやはり家メインの10連休を過ごしていました。
会社行きたくないなー
さて、今日も週一恒例の進捗状況を綴っていきます。
GW期間中は計3回見に行きましたが、内2回はアプローチ部分の基礎打設や土間の仕上げで中に入れず空振りに…。
昨日ようやく中に入ることができたので、この間の進捗をダダダーっとご紹介。
・外観
基礎のモルタル塗りが終わり、玄関アプローチの段差も出来上がっていました。
基礎のモルタル化粧は白アリの侵入に気付きにくくなるなど賛否ありますが、わが家の基礎は二体打ちでそれほど精度の高い仕上がりでもなく、コールドジョイントも結構気になったので甘んじて受け入れました。
また、アプローチ部分の基礎はかなり雑な仕上がり。クラックもジャンカも普通にありました。
まぁ家の構造に直接影響するわけじゃないからいいんですけどね…
ちなみにこのアプローチ部分ですが、打設前に形を変更してもらいました。
当初の計画がこちら。
玄関扉が開くと一番上の3段目のステップは結構狭くなってしまうため、わが家にお客さんや配達屋さんが来た時にはおそらく2段目で待つことが想定されます。
そうなると当初の計画通り打設してしまうと2段目がどう考えても狭い。
なので写真の通り、2段目のステップの横幅を狭める代わりに縦幅を広めに取る形に、一番下のステップを右側に逃がす形に変更しました。
・土間
写真の通り洗い出しも綺麗に完成。
土間自体をかなり広めに取っているのでかなり良い雰囲気になりました。
シューズクロークはダイケンのものを採用。右側が数センチ空いており俗に言うシンデレラフィットではないですが、なにやら専用のスペーサーがあるそうで、綺麗に埋めて仕上がりを良く見せるみたいです。
・洗面所
クッションフロアが入って、クロスも貼られていました。
洗面場はヘリンボーン柄に、脱衣所はモールテックスっぽい柄にしました。『和』が強いわが家において唯一『洋』のテイストが入った場所になります。
扉が引き込みではなくアウトセットのため、以前紹介したアルミの見切り材はここには使用できず。残念。
しかし最近のプリント技術はすごいなー。想像していたよりも良い感じでした。
・2階リビング
クロス貼りが着々と進んでいました!
壁はフェザーフィールにするので、現在はKOBAUという紙下地を糊付けしている最中でしたが、天井は普通のビニルクロスなのでこれで完成です。
職人さん1人で作業されていました。天井も1人で作業されたそうで、かなりじーっと見ても継ぎ目が分からない程だったのですごい技術だなぁと感心してしまいました。
小屋裏に入るアールの扉ですが、奥様は半円部分の角度が急すぎて気に入らなかったようですが、改めて見てみるとこれはこれでいい感じに見えます。
引越まで3週間切ってるからここから一気に仕上げていくんだろうなー。
木工事じゃないから突貫で進めても構造上問題になることはないと思うけど、ここからは一番目に触れる場所の作業ばかりになるので、クロスのように綺麗な仕上がりになることを祈るばかりです。
話変わって久しぶりにインテリアの話。
昨日は家を見に行ったあとに、わが家のインテリア担当である奥様が前から行きたいと言っていたインテリアショップをハシゴしてきました。
目的はニッチに飾るものを物色するため!
一軒目は名古屋の瑞穂区にあるAnalogue Lifeさん。
めちゃくちゃ洒落てましたわ。
築90年の古民家を改装した店舗の2階でひっそりと営業されているお店です。
住宅街のど真ん中に目立つ看板もなく営業されているので、知らないと絶対に辿り着けないと思いました笑
わたしたちがおじゃましたタイミングでは、常設展示ではなく特定の作家さんの作品を特別展示しており、折角の機会なので3点購入。
一輪挿しと急須と飾り皿です。どれもかわえぇ。
一輪挿しは土間の縦長ニッチに、急須と飾り皿は玄関ホールの横長のニッチにそれぞれ置く予定です。
まさか急須をニッチに飾る日が来るとは思わなんだ笑
次回は常設展示の時にも訪れたいと思ったとても素敵なお店でした。
二軒目は本山にあるNODEさん。
こちらは一点物の作品ではなく、どちらかと言うと量産品を扱うお店でしたが、置いてあるもはどれもセンスの良いものばかり。
こちらでは真鍮の一輪挿しを購入。
飾る場所は未定ですが、窓枠とかに飾ると素敵かも。
明日明後日でGWも終わり!
荷物整理がんばるぞー!
着工145日目。足場がとれました!
こんにちは。
本日外構工事の打ち合わせ後に現場に行くと、、、
ついに足場がとれていましたー!
白華していた箇所も、度重なる除去作業によりかなり目立たなくなっていました。
現場監督の大輔的には「まだ満足のいく仕上がりではないので綺麗になるよう最後まで作業する」とのこと。
そとん壁もそうだけど、今日足場がはずれて気付いた部分で、基礎上の水切りが一部破損していたり、グラグラしている箇所があったりだったから、そこも一緒によろしくね。
足場がはずれて改めて見るとなかなかの佇まい。うむ、満足じゃ。
西側の歩道に面しているところは、160㎝程度までブロック積みとフェンスで目隠しする予定なので、ここまで開放的に見られるのもある意味貴重かも。
工程の方はついに大工工事が完了し、内装工事に差し掛かっています。
写真は撮り忘れましたが、既に1階の寝室の壁を下塗りしていました。
アルクローゼット。この裏にもう1つ同じものが隠れています。横並びでちゃんと入るはずだけど…不安!笑
造作のテレビボード。天面は1枚板です。
インターホンボックスも電気屋さんががんばって後付けしてくれました。ありがたやー
今日は珍しく夕方に行ってきたので久しぶりに西日の差し込み具合を体感。この時期だとそんなに暑さも感じないしまったく苦ではなかった。
まぁ問題は夏だな…!
引き渡しまで1ヶ月を切って追い込みに入っているわが家。現場はGW期間中も休まず進むとのこと。お疲れ様です。
差し入れ持って何回か顔出そうかな。
荷造りもぼちぼちしなきゃだし、慌ただしいGWになりそう。
そうそう、もう会えないと思っていた大工のSさんですが本日お会いすることができました!
ここからは主に内装屋さんの仕事となるため、SさんはGWが明けたら次の現場に入るそうです。
大工の仕事って家の完成を見る前に次の現場に行くんですよね。なんだか切ない。
引越まであと26日!
着工139日目とそとん壁その後
こんにちは。
先日最大の悲劇が訪れたわが家の新築工事。
18日の木曜日に高千穂シラスの営業の方にも現地を訪れてもらい、補修方法を検討してもらいました。
当日現場監督の大輔と電話で話した限りでは、想定通りではありますが、ブラシでこすったり白華を除去する専用の散布材を吹き付けるなどの作業を行ったとのことでした。
そして本日現地入り。
現場に着くと、現場監督の大輔、左官屋の専務さん、久々登場の営業担当Mさんが揃っていました。
で、結果どうなったかと言うと…
かなり目立たなくなっていました。
とは言え、まだところどころ目立つ箇所があったり、東面はまだまだ全体的に白華しておりお世辞にも綺麗とは言えない状態でした。
今まで極力温和に済ませてきたものの、今日ばかりは少し強めに『なぜ雨の前日に行ったのか』『なぜ雨養生をしなかったのか』ということ改めて確認しました。
向こうの言い分としては、
『人数を集められるのがあの日しかなく強行してしまった』
『途中でやめると継塗りした箇所の色ムラが顕著に現れる壁材なので中止せずに一気におこなってしまった』
『シートをかぶせても日が当たる箇所は出てきてしまい、乾燥していく段階で日が当たった箇所とそうでない箇所で「日焼け」のように色が変わっていまう』
というものでした。
わたしたちからは『会社である以上、スケジュールの確保は理解できるが、上塗りは極論4月末とか5月初旬でも良かったはず。そこを強行したことは完全にそちらの事情。とは言え今更どうしようもないので、引き続き綺麗になる努力をしてほしい』といった趣旨のことを伝えました。
来週もう一度白華除去剤での作業をしてもらえるとのことでしたし、住んでから何かあったらいつでも呼んでいいという言質も取れたので、もうこの件については工務店側の誠意を信じるしかないなーという感じですね。
とにかく3人とも平謝りしてました。
当たり前だけどな!
ま、その他の面では色々がんばってくれてるし運が無かったと諦めよう。
ちなみに、北面のリシン吹付も終わっていました。
雨樋にピントがあってる笑
さすがに色の違いはあるけど、思ったより違和感のない仕上がりでした。
リシンの方が薄い色ですが北面なのでほぼほぼ日陰になるし、目立つ場所でもないから問題なしです。
てか、タニタの丸たて樋はかわいい!
大工工事もほぼ完了。
大工のSさんが休憩用に造って使っていたイス。タイミング的にはもうお会いできないかも。寂しい。
日中はいい感じに陽の光が入ってくる階段。
窓枠はタモ材に変えてもらえた。硬くて加工が大変とぼやいていましたが、綺麗に仕上がっていました。障子が入るのが楽しみ。
今日は電気屋さんとコンセントなどの位置を最終確認。
来週以降は建具や内装などの工事も進んでいきます。
改めて、色々な人の知恵や技術があって家が建つんだなーと実感しました。
玄関周りで問題発生!KAWAJUNのインターホンカバーの注意点!
やってしまいました…
現在後悔で萎え萎え中です…
以前『施主支給品紹介』という記事で紹介させていただいたインターホンカバー。
わが家ではこういったタイプのものを設置予定でした。
いや、厳密には「わたしの中ではこのタイプのインターホンカバーにしたい」と思っていただけで、工務店には型番など一切伝えていませんでした。
だってインターホンカバーだもん…後付けできると思うよね……
上の画像。インターホンがとてもスッキリしているように見えませんか?
なんか、こう、すっきり。まるで壁と一体となっているような。ね?
一体となっているような…
一体となっているような…
そりゃそうだ…
だって埋込式だもん!!!!!!!
そう!
このインターホンカバーを設置するためには、あらかじめインターホンを埋め込む計画をしておく必要があるのです。
商品の施工手順書を見るまでは『インターホンを埋め込む必要がある』なんて微塵も思いませんでした。
画像はどう見ても埋め込んでるのにね!
だってインターホンカバーだよ、カバー!埋め込む必要があるんならカバーなんて商品名にしちゃならんよ!人間の先入観甘く見るなよ!
まぁ確認しなかったわたしが悪いんですけどね…
で。インターホンを壁に埋め込むために、インターホンボックスを胴縁に固定するのですがこのボックスがまぁまぁでかい。
まぁまぁでかい!
胴縁に固定するということは当然、かなり初期段階で設置しておく必要があるのですが、わが家は絶賛そとん壁の左官工事真っ最中。
明日には仕上がる予定と聞いています。
今さら壁破壊する?いや、そもそも必要な距離に胴縁が無いぞ…
このスッキリおしゃれなインターホンカバーの存在は虹の彼方に置き去って、外付けタイプのものを買う?
ダサいな…
困ったときは、
大輔ー!
現場監督の大輔にLINEで連絡。文明の利器バンザイ。
忙しいにも関わらず、時間を取ってくれるとのこと。一日でも早い方がいいと思い、会社が休みの金曜日にインターホンカバーを持っていき現場で相談することに。
インターホンがゲシュタルト崩壊しそう。
着工124日目と階段桁のおさめ方
こんにちは。
先日から応援大工のKさんが来てくれていることもあり、作業スピードもアップ。
完成に近づいている感のあるわが家。
今日は以前の記事で少し触れた玄関ホールが2500mm高になった理由を書いていきたいと思います!
そもそも玄関ホールの高さで右往左往することになったのは、わたしが『階段の折り返し部分に踊り場を設けたい』と言い出したことに起因しています。
⇑上の画像の通り、2階リビングへ続く階段の折り返し部分はフラットになっています。
階段に踊り場を設けることと玄関ホールの高さにどんな関係があるかと言うと、階段の場所と玄関の場所に原因があります。
見てもらうと分かるように、階段の5段目から上部分の真下がちょうど玄関になります。
階段は浮いているわけではなく桁と呼ばれる構造材が下に来ます。
わが家は右下のささら桁階段ですね。
踊り場を設けたことにより、折り返し部分までの階段数が3段しかなく、階段が全体的に下がってきたため、この桁部分がどうしても玄関ホールに現れてしまいます。
そこで当初設計士さんから提案のあったプランがこちら。
見えてしまう桁部分をカット!この箇所だけ天井を下げて且つ袖壁を作ることでごまかすという方法。袖壁部分だけ天井が下がってしまうので、ついでに天井に間接照明つけて雰囲気良くしましょーっていうプランです。
現場監督の大輔は以前から「このプランは結構苦しいところがあるので、出来上がってきたら現場で打ち合わせしましょう」と言っていましたが、わたしにはサッパリでした。
ただ、家が出来上がってくると理由が分かるものです…
確かに上の展開図の方向から見る分には何の問題もないのですが、玄関側から見上げると階段桁部分は結局見えてしまうし、カットしている分不自然に見えるとのこと。
また袖壁部分が玄関ホール側にせり出してくるため、圧迫感も出てしまうのではというのが大輔の心配でした。
展開図でしかイメージしていなかったため、玄関側から見た時のイメージがまったく湧いていなかったわたし。
現場監督大輔と大工Sさん、設計士Hさんの3名で打ち合わせをされた結果、2つの案が提示されました。
プラン①
天井高を2200mmにする
メリット
・天井を下げることで桁部分の主張を極力減らすことができる
・当初プランのように袖壁を作る必要がないため玄関ホールに開放感が出る
デメリット
・天井が低くなることで全体的に閉塞感が出る
プラン②
天井高を2500mmにする
メリット
・天井が高いことで全体的に開放感が出る
・当初プランのように袖壁を作る必要がないため玄関ホールに開放感が出る
デメリット
・桁部分の存在感は一番出る
そして提示された案から選択したのが、天井高を2500mmにするという方法でした。
※ペイント編集したら画像の色味がおかしくなりました…
見てもらうと分かるように、確かに階段桁の主張は大きくなりましたが、壁がなくなったり天井が高くなったりで、結果的には開放感が出て良かったかなーと思います!
玄関側から見るとこんな感じ⇩
どの案がベストというわけでもなく、完全に好みの問題かなーとは思います。
玄関上が階段になる間取りは結構多いと思いますので、今日ご紹介した3つの案が少しでも参考になればと思い紹介させていただきました。
あと嬉しかったのが、洗濯機上に洗剤とかを置くためのちょっとした物置台を付けてくれることになりました。
追加工事なので通常だと費用がかかってしまうところですが、大工Sさんからのサービスという形で対応いただけるとのこと。
「偶然タモ板が1枚余ったから」と言っていましたが、実はSさんが工場から追加で持ってきてくれたらしい。
ありがたし!
現場監督の大輔も大工のSさんもプロの目線で、より良くしようと色々な案を出してくれるのでとても助かっています。
大工さんによっては『とにかく図面通りに作る』ことを信条にしている人もいるでしょうから、わたしたちは本当に良い人たちに巡り合えたなーとつくづく実感しています。
それではまたー!