無垢材で二階リビングの家を海辺に建てる

無垢材で二階リビングの家を海辺に建てる

32歳インドア派夫婦が海辺に理想の家を建てるまでの回想録です

C社に集中する!

こんばんは。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

昨日の記事でA~D社の図面がすべて出来上がってきたことを書きましたが、一晩明けて妻と話した結果、一旦C社に集中して話を進めることに決定しました!

 

 

理由としては、

1.わたしたち(主にわたし)が懸念していた①耐震性②断熱・気密性について、先日の打ち合わせでかなり丁寧に説明をいただいたことで、不安がある程度解消されたこと

 

2.図面がいかに素晴らしくても細かなディテールなどはやはり伝えるのが困難だと感じたこと

 

 

1についてですが、正直に思っていることを事前にメールしたうえで話しました。

以下、わたしとC社営業担当Mさん、C社より依頼を受けた外部の設計士Hさんの会話。

 

ー耐震についてー

わたし「耐震については土地柄どうしても気になる。耐震等級を取れば地震でも壊れない、取っていないから壊れるということでないことは理解できる。ただ、安心するためにも『証明』は欲しい。それに壁量計算だけでなく許容応力度等計算もしていただき、計算上の安心感も欲しい」

Hさん「依頼されればもちろん構造計算は可能です。」

Mさん「わたしたちの考え方と現在の国の基準が合致していない側面があり、耐震等級を取らない方針となった。うちは制震にMIRAIEを採用しているが、国土交通省の認可が無い制震装置のため、耐震等級の評価に含まれない。MIRAIEを採用した理由は制震ダンパーよりも信頼性があると社内で判断したため。壁量も標準仕様で基準の1.5倍は確保している」

Hさん「このまま申請を出しても現在のプランは総二階に近い設計で壁量の少ないリビングも二階に持ってきているため耐震等級2は取れると思うが、等級3を目指すのであればもちろん対応させていただく」

 

 

ー断熱・気密性についてー

わたし「現在世の中的に高気密・高断熱が主流になってきている。数年後の一般的な家が自分の家よりも冬暖かく夏涼しい家では少し残念。また、二階リビングの宿命として夏の暑さは心配。」

Hさん「大手ハウスメーカーUA値を公表している会社で特に断熱・気密性に優れているといわれているのは一条工務店。もちろん理論上の数値を高めていくことは可能だが、それが実際の住み心地の良さに直結するとは限らない。また、建材や建具にも制限が入り、どうしてもデザイン性が損なわれてしまう。どちらを取るかは判断になるが、今のままでもC値2.0はいけると思う。断熱材の話でいくと充填断熱材のグラスウールは現場での施工技術が物を言う。わたしはC社以外の建築設計も担当しているが、C社の現場作業については他社と比較しても一番仕事が丁寧。異常なくらい丁寧。そこは安心してもらっていい」

Mさん「以前も説明したが吹付断熱も対応可能。魔法瓶のような家というのは裏を返せば家中どこも温度が一定ということ。たとえば冬の寒い日お風呂から出て体が火照っているときに、脱衣所や廊下から暖房で温かいことが本当に良いことなのか。特に多湿な地域の場合結露の心配がある。家の通気性というのはとても重要なこと」

 

 

資料も使いながら上記のようなことを説明いただきました。

 

例えばわたしたちが多用しようとしているハイドアの引き込み戸。これも気密性を考えれば当然いいものではありません。

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上の画像を見比べる分かるように、ハイドアだと壁の量が減ります。また当然引き戸の方が閉じたときの目に見えない隙間も多いです。

 

 

なんとなく今まではC社の姿勢として『言われれば対応は出来るけど』といったニュアンスで具体的になぜ大丈夫なのか・なぜそうしないのかといったことが聞かせてもらえませんでした。

 

が、

 

先日はかなり丁寧に説明いただいたことで、C社というか担当いただいているMさんとHさんが何に重きを置いているかがとても良く分かりました。

 

住んでみてわくわくできる家。自分たちだけの家。

 

 

二階リビングを選択したわたしたち。

ファーストプランで『海が自然に見える間取り』を提案してきたのはC社だけでした。

 

 

2つ目の細かなディテールについては、担当者のそうしたセンスや経験・提案力といったもの。巾木の薄さや天井の目透かしなど、普通だったらこちらから提案しないと対応してもらえないと思います。なぜなら大工さんが面倒くさいから。

しかしこうした細かな仕上げについては営業担当のMさんの方から「こうしてはどうか?」と教えてもらったものです。

家つくりに妥協しないその姿勢は本当に素晴らしいと感じました。

ちなみにB社で巾木や目透かしについて話をしたら若干嫌な顔されました。

 

 

なによりもらった図面をその日のうちに、『ここはもう少しこうして…ここはこういう風にできないか聞いてみようと』と色々悩んだのはC社図面だけでした。

 

 

たぶん、潜在的にC社がいいと思ってたんでしょうね。

 

もともとC社一択だったうちの妻からは、A社・B社・D社については各々次の打ち合わせでもって一旦保留にしようとのわたしの提案に二つ返事でOK。

 

 

ここ二ヶ月くらい4社をぐるぐると堂々巡りしていましたが、ようやく家つくりに向けて本格的な一歩を踏み出せた気がします!

 

 

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