無垢材で二階リビングの家を海辺に建てる

無垢材で二階リビングの家を海辺に建てる

32歳インドア派夫婦が海辺に理想の家を建てるまでの回想録です

建て方1日目

 こんにちは。

 

心配になるほど驚異的なスピードで工事が進んでいるわが家。

いや、ほんとにもう少しのんびりやってくれた方が安心できるんですが…。

 

12月3日に基礎工事がスタートしたと思ったら…

 

本日12月20日、もう建て方です!

 

ちょっと心配になるスピード感。

 

 

わが家の場合、2日間かけて上棟を行います。

1日目の今日は出来るところまで、明日屋根と壁を塞いでいくそうです。

本当は柱をどんどんと建てていく1日目の午前中が一番見どころがあると思うのですが、わたしも妻も仕事の都合で午前は休めず、お互いに昼で仕事を切り上げて合流。急いで現場へ向かいました。

 

 

その間も大輔(現場監督)が定期的に写真を送ってくれていました。

朝8時30分の段階⇩

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……

 

 

 

お家できちゃう!

 

 

 

 

基礎工事から建て方までも早かったですが、建て方工事のスピードもやばいです。

気持ちは焦りながらも高速を飛ばし安全運転で現場へ。

 

 

わたしたちが現場に到着したのが14時半頃。その頃には既にこんな感じでした。⇩

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もう家ですね。骨格が出来ると基礎の時とは違いなかなかに立派な風格。

 

到着して大輔と担当大工のSさん(Sさんとは初対面)に挨拶。作業の邪魔にならないよう少し離れたところから見学させてもらいました。

 

大工さんは計9名、現場監督の大輔を含めると10名での作業でした。今週末は雨の予報であることから、なんとしても明日中には屋根を塞ぐところまで進めたいとのことで、15時の休憩なしのぶっ通しで作業するとのことでした。

ご苦労様です。

 

 

途中差し入れの飲み物などを買ったりしながら作業を眺めていると、ひょっこりと見覚えのある顔が。

久々に登場、設計士のHさんです。

建て方とのことで見に来られたそうです。

 

⇩右下、左側が大輔、右側がHさんです。

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Hさんとはお会いするのは久しぶりですが、メールでは何度かやり取りしていました。

直近のやり取りは『住宅性能評価』についてです。

 

耐震等級3を取得する際に多くの方が選択する『住宅性能評価』。耐震等級を含む10分野で住宅の性能を可視化するモノサシのようなものです。

ただこの評価って実は家が建った後に測定するわけではなく、あくまでも確認申請段階で図面や使用部材などの詳細を評価機関に提出することで等級決定するものなのです。

つまり、机上のデータで等級認定してるんです。

Hさんの言葉を借りれば、それなりの費用を出して紙の評価書をもらったとしても、現場で杜撰な仕事をされてしまえば本末転倒である、と。わたしも同感です。

客観的に見てもC工務店で仕事をしている職人は丁寧な仕事をする人が多いとのことでした。

Hさんは外注とはいえ、C工務店から依頼を受けている設計士なので当然C工務店のことを悪く言うことは無いでしょうから、その言葉をすべて鵜呑みにするつもりはありません。

 

それでもC工務店を選んだのは、数値化できない魅力を感じてしまったからなんでしょうね。

 

ちなみに、わが家は唯一耐震等級のみ評価申請し等級3を取得しています。

それ以外の項目は申請すらしていません。

耐震等級3を取得した理由は、地震保険が割引になることと、東海地区の海辺に家を建てるためお互いの両親に少しでも安心してもらうためです。

 

家づくりを始めた当初のわたしであれば、性能評価もすべて等級3を目指したでしょうが、人間変わるものです。

 

わが家、C工務店の自慢をひとつ。

このブログタイトルにもなっていますが、構造材はすべて無垢材であり集成材は一切使用していません。梁の一部は米松ですが、柱や垂木などほぼすべてが東濃桧になります。

わたしは結構古い考えで、集成材には懐疑的で無垢材=最強!太い柱こそ正義!みたいなところがあります。東海地区でも通し柱に150角の無垢材を使用する工務店はそう多くありません。

 

ただ、等級3を取得するためにこの工務店の良さを1つ犠牲にしています。

野地板です。

わたしたちが『耐震等級3は絶対必要』と言わなければ野地板には無垢材を使用予定でした。が、耐震等級3取得のため合板を使用してもらっています。

 

屋根は特に温度や湿度変化が大きく、過酷な状況に何年何十年と置かれます。合板は一般的には無垢材と比べる温度湿度の変化に弱く、屋根瓦の修理・交換よりも野地板である合板の方が先に駄目になってしまうことも多くあります。

なぜ野地板に無垢材が使用できないかというと、構造計算上、無垢の野地板は場所によって強度にムラが出てしまうことから数値係数がほぼ0で、強度が一定であるJIS規格の構造用合板でないと耐震等級3の取得が厳しくなってしまうのです。

  なんでしょうね…こういうのを聞くと日本の産業の闇を少し垣間見た気持ちになります。

 

 

 

話は戻って建て方作業。

 

少し前までは旧家を解体して更地だったのに…

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ほんと始まると早いものです。見比べると感慨深いものがあります。

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本日の作業は無事に終わり、帰り際大工さんたちにエビスビール6缶入りを、飲めない方には高級柿ピーの詰め合わせを手土産としてお渡ししました。

わが家は上棟式を行わないため、心ばかりのおもてなしです。

 

遠方から応援に来てくれた大工さんもいるようで、近くのホテルに一泊する方が何名かいました。本当にお疲れ様です。ビール飲んで少しでも疲れを癒してください。

 

 

大工さんたちを見送ったあとに、大輔に案内してもらい2階へ上がらせてもらいました。

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海がいい感じに見られそう!!!!

 

 

 

 

明日は見に行くことはできませんが、安全第一の作業をお願いいたします。

 

 

大工さんたちが帰った後ですが、今日は特に養生もされず、2階バルコニーには裸で構造材が横たわっていました。少しの雨では影響はないとはいえ、合板とか釘の部分はやはり少なからず影響するというのはHさん談。わたしも正直雨が心配です。

あまり口うるさく言いたくはないですが、土日が完全に雨予報なので、明日の作業終了時の雨仕舞をどうするかだけ大輔に確認しようかな…悩むな…。

 

 

 

 

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