着工124日目と階段桁のおさめ方
こんにちは。
先日から応援大工のKさんが来てくれていることもあり、作業スピードもアップ。
完成に近づいている感のあるわが家。
今日は以前の記事で少し触れた玄関ホールが2500mm高になった理由を書いていきたいと思います!
そもそも玄関ホールの高さで右往左往することになったのは、わたしが『階段の折り返し部分に踊り場を設けたい』と言い出したことに起因しています。
⇑上の画像の通り、2階リビングへ続く階段の折り返し部分はフラットになっています。
階段に踊り場を設けることと玄関ホールの高さにどんな関係があるかと言うと、階段の場所と玄関の場所に原因があります。
見てもらうと分かるように、階段の5段目から上部分の真下がちょうど玄関になります。
階段は浮いているわけではなく桁と呼ばれる構造材が下に来ます。
わが家は右下のささら桁階段ですね。
踊り場を設けたことにより、折り返し部分までの階段数が3段しかなく、階段が全体的に下がってきたため、この桁部分がどうしても玄関ホールに現れてしまいます。
そこで当初設計士さんから提案のあったプランがこちら。
見えてしまう桁部分をカット!この箇所だけ天井を下げて且つ袖壁を作ることでごまかすという方法。袖壁部分だけ天井が下がってしまうので、ついでに天井に間接照明つけて雰囲気良くしましょーっていうプランです。
現場監督の大輔は以前から「このプランは結構苦しいところがあるので、出来上がってきたら現場で打ち合わせしましょう」と言っていましたが、わたしにはサッパリでした。
ただ、家が出来上がってくると理由が分かるものです…
確かに上の展開図の方向から見る分には何の問題もないのですが、玄関側から見上げると階段桁部分は結局見えてしまうし、カットしている分不自然に見えるとのこと。
また袖壁部分が玄関ホール側にせり出してくるため、圧迫感も出てしまうのではというのが大輔の心配でした。
展開図でしかイメージしていなかったため、玄関側から見た時のイメージがまったく湧いていなかったわたし。
現場監督大輔と大工Sさん、設計士Hさんの3名で打ち合わせをされた結果、2つの案が提示されました。
プラン①
天井高を2200mmにする
メリット
・天井を下げることで桁部分の主張を極力減らすことができる
・当初プランのように袖壁を作る必要がないため玄関ホールに開放感が出る
デメリット
・天井が低くなることで全体的に閉塞感が出る
プラン②
天井高を2500mmにする
メリット
・天井が高いことで全体的に開放感が出る
・当初プランのように袖壁を作る必要がないため玄関ホールに開放感が出る
デメリット
・桁部分の存在感は一番出る
そして提示された案から選択したのが、天井高を2500mmにするという方法でした。
※ペイント編集したら画像の色味がおかしくなりました…
見てもらうと分かるように、確かに階段桁の主張は大きくなりましたが、壁がなくなったり天井が高くなったりで、結果的には開放感が出て良かったかなーと思います!
玄関側から見るとこんな感じ⇩
どの案がベストというわけでもなく、完全に好みの問題かなーとは思います。
玄関上が階段になる間取りは結構多いと思いますので、今日ご紹介した3つの案が少しでも参考になればと思い紹介させていただきました。
あと嬉しかったのが、洗濯機上に洗剤とかを置くためのちょっとした物置台を付けてくれることになりました。
追加工事なので通常だと費用がかかってしまうところですが、大工Sさんからのサービスという形で対応いただけるとのこと。
「偶然タモ板が1枚余ったから」と言っていましたが、実はSさんが工場から追加で持ってきてくれたらしい。
ありがたし!
現場監督の大輔も大工のSさんもプロの目線で、より良くしようと色々な案を出してくれるのでとても助かっています。
大工さんによっては『とにかく図面通りに作る』ことを信条にしている人もいるでしょうから、わたしたちは本当に良い人たちに巡り合えたなーとつくづく実感しています。
それではまたー!